神経化学 Bulletin of the Japanese Society for Neurochemistry

ISSN: 0037-3796
日本神経化学会 The Japanese Society for Neurochemistry
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Bulletin of Japanese Society for Neurochemistry 58(2): 104 (2019)
doi:10.11481/topics114

鍋島トラベルアワード受賞者の声鍋島トラベルアワード受賞者の声

鍋島トラベルアワードを受賞して

Georgetown University, Department of Biology

発行日:2019年12月30日Published: December 30, 2019
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この度はNeuro2019(第42回日本神経科学会、第62回日本神経化学会合同大会)への参加に際して、日本神経化学会から鍋島トラベルアワードによるご支援をいただき心から感謝申し上げます。

私は2017年の10月から現在所属しているジョージタウン大学(Jeffrey Huang lab)でのポスドクを開始しましたが、留学後は初めての学会参加となりました。今回の学会では内包白質に着目した新規脱髄モデルマウスの作製について発表させていただきました。現在論文準備中ということもあり、Huang博士からもフィードバックをできる限りもらってくるように言われておりました。Neuro2019は、日本神経科学会との久しぶりの合同大会ということもあり、非常に多くの研究者が参加されていて、とても有意義なディスカッションをさせていただくことができました。また、学会中は多くのシンポジウムが組まれており、最新のトピックから関連分野まで様々な研究発表を聞くことができ、とても勉強になりました。近年日本神経化学会が力を入れていらっしゃる若手道場では、多くの若手研究者とシニアの先生方がレベルの高いディスカッションを繰り広げているのがとても印象的でした。

また、今回の学会では若手研究者育成セミナーにもチューターとして参加させていただきました。私はこれまで本セミナーに6回参加させていただいておりましたが、チューターとしての参加は初めてでした。2年ぶりの若手研究者育成セミナーは、いつも通りの和気藹々とした雰囲気がとても懐かしく思え、先生方から若手研究者まで多くの方と神経化学を通して交流することができました。時に厳しく、時に優しいアットホームな雰囲気で学生の頃から学会に育てていただいた経験は今後の研究人生の財産であると感じております。

近年、研究留学する研究者が減少傾向にある中で、次世代を担う若手研究者が海外で経験を積むことは今後の日本神経化学会にとって大きな意義があると確信しております。鍋島トラベルアワードの設立により、海外で研究をしている若手研究者が日本神経化学会に参加しやすい環境が整えられたことを心より嬉しく思うとともに、将来的に私自身の経験を学会に還元できるよう引き続き精進してまいりたいと考えております。

最後になりますが、トラベルアワード設立にご尽力いただきました鍋島俊隆先生、元日本神経化学会理事長の和田圭司先生、現理事長の小泉修一先生、元国際対応委員会委員長の和中明生先生、現委員長の味岡逸樹先生、並びに関係の先生方に深く御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

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