ISSN: 0037-3796
日本神経化学会 The Japanese Society for Neurochemistry
Bulletin of Japanese Society for Neurochemistry 60(2): 87-88 (2021)
doi:10.11481/topics159

若手研究者育成セミナー参加レポート若手研究者育成セミナー参加レポート

第14回若手育成セミナーへ参加して

新潟大学大学院医歯学総合研究科脳機能形態学修士課程2年

発行日:2021年12月30日Published: December 30, 2021
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若手育成セミナーは日本神経化学会大会に伴って開催され、これからの神経化学を担っていく若手の研究者達が集まり、互いに研鑚しつつ交流を深めていく場であります。私は昨年に引き続き2回目の参加となりました。研究室の竹林先生に勧められて初参加した昨年は緊張もあり、先生方のお話を伺うだけで精一杯でありましたが、今年は2回目という事もあり、昨年以上に積極的に参加する事ができたのではないかと思います。

今年のセミナーは、当初現地での開催が予定されており、昨年のオンライン開催とはまた一味違った若手育成セミナーを体験できると考えておりました。しかしながら、新型コロナの感染拡大に伴い、現地での開催は叶わずオンラインでの開催となりました。そのような状況の中でも、神経化学会の先生方、若手育成委員会の皆様が開催にご尽力下さり、貴重な学びと交流の場を提供して頂いた事に厚く御礼申し上げたいと思います。

本セミナーは9月24日に鍋島俊隆先生を講師にお迎えした全体セミナーが行われ、9月30日に各グループに分かれての個別セミナーが行われました。全体セミナーでは、鍋島先生が論文の読み方から研究に対する心構え、得られた結果への向き合い方や良い研究者となるための方法など多岐に渡って話して下さり、今後私が研究者としての道を進んでいく上で道標となる教訓を得る事ができたと思います。全体セミナー終了後には、グループごとに分かれての顔合わせがあり参加者同士の交流の場となりました。顔合わせでは互いの研究や参加した背景について紹介があり、様々な背景を持ったメンバーの集まりであることが実感されました。その中でも、自身の研究分野と近い分野について研究を進めている方や本大会で自身と同じ若手道場という場で発表予定の方もいて、本大会に向けてのモチベーションがさらに向上していった事を覚えています。長く続く新型コロナ流行の影響により、同じ大学内での交流もままならない中、同年代の同じ志を持った仲間と出会い交流を持てる場は、ますます貴重となってきています。育成セミナーは自身を鍛える事ができる場という意味だけでなく、繋がりを作っていく場でもあるのだと実感した瞬間でした。

9月30日の本大会終了後に行われたグループセミナーでは、セミナー講師として竹居光太郎先生と和氣弘明先生、ゲスト講師として小泉修一先生を迎え、先生方の研究やこれまでの研究者としての歩みを語っていただきました。私自身は、現在シュワン細胞の発生メカニズムに関する研究を行っておりますが、異なる分野の大変興味深いお話を伺う事ができ、とても有意義な時間であったと思います。また語っていただいた先生方の研究者としての歩みは、今後研究者を志している私にとって大きな助けとなると確信しています。今まで自分には無かった視点を得られる事や研究者としての先達である先生方の経験に触れられる事、その経験から醸成された研究者としての心構え・在り方を学ぶ事ができる事が、若手育成セミナーをより有意義なものにしているのではないかと思います。

昨年のセミナーでは、終了後に先生方とセミナー参加者を交えた親睦会がオンラインで設けられ、先生方や参加者の間で交流を深める機会がありました。今回のセミナーでも、有志の先生方と参加者による親睦会があり、私も参加させていただいて交流を深める事ができました。

来年の神経化学会大会は沖縄での開催が予定されており、若手育成セミナーも現地とオンラインを合わせたハイブリット開催が予定されているとの事で、新たな学びと仲間との出会いに期待し、来年の若手育成セミナーを通して自身をより成長させていきたいと考えています。

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