ISSN: 0037-3796
日本神経化学会 The Japanese Society for Neurochemistry
Bulletin of Japanese Society for Neurochemistry 62(2): 73 (2023)
doi:10.11481/topics204

鍋島トラベルアワード受賞者の声鍋島トラベルアワード受賞者の声

鍋島トラベルアワードを受賞して

Baylor College of Medicine, Department of Neuroscience

発行日:2023年12月30日Published: December 30, 2023
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この度は2023年7月に開催されました第66回日本神経化学会大会・第64回日本神経病理学会総会学術研究会の合同大会への参加に際して、日本神経化学会から鍋島トラベルアワードによるご支援をいただき心から感謝申し上げます。現在私はアメリカに留学して6年目になりますが、COVID19や物価のインフレなどもある中で日本の学会へは(オンライン以外)一度も参加することができずにおりました。しかしこの度、鍋島トラベルアワードによるご支援をいただけたことで日本に一時帰国し本学会に参加することができました。

大会中には、Antibody-directed extracellular proximity biotinylation reveals Contactin-1 regulates axon initial segment axo-axonic innervationというタイトルで口頭発表を行い、併せて若手道場優秀発表賞を頂くことができました。日本神経化学会は、若手の学生からシニアの先生方まで様々な方が参加されていますが、若手からシニアに至るまで非常に交流がし易い環境であると感じました。私は、シニアの先生方には現在のポジションに至るまでのキャリアパスについてお話を伺うことができ、一方で若手の方々とは自分のアメリカ留学に至った経緯や現在の研究環境などについて話しをする事ができました。また研究面でも、今後の協力関係や共同研究に繋がるような議論をすることができました。

今回は鍋島トラベルアワード受賞者に対してISNのオフィサーやAPSNの先生方を交えた食事会の機会が設けられており、神経化学研究者との国際的な交流を深めることができました。本学会で得られた多くの繋がりを糧に今後の研究を一層精進していきたいと感じました。

最後になりますが、日本神経化学会からの援助を頂き心から感謝しております。本賞を創設して頂きました鍋島俊隆先生並びに、日本神経化学会理事長の小泉修一先生、国際対応委員会委員長の和中明生先生、並びに関係者の先生方に深く御礼申し上げます。

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